債務整理

 
● 任意整理とは

  裁判手続きによらない借金の整理方法です。司法書士が私的に債権者と話し合いをして、借金の減額や利息の一部カット、返済方法などを決め、和解を求めていく手続きのことです。債権者と和解案に合意ができた場合は、和解案に従って3年〜5年の間で借金を返済していくことになります。利息制限法の上限は、元金が100万円以上の場合で年15%。これに違反しても罰則はありません。出資法の上限は年29.2%でこれに違反すると罰則が課せられます。そのため消費者金融会社のほとんどは罰則のある出資法ぎりぎりの利息で貸し付けているのです。この差で借金の減額が可能になるのです。   特定調停・民事再生・自己破産は、裁判所を通して行うため法的整理とすれば、任意整理は私的整理であるといえます。なお、一般的には、債務整理という場合、任意整理のことを指す場合が多いようです。

● 任意整理のメリット

・ 司法書士に依頼した後は、各債権者からの取立てが止まる。
・ 利息制限法所定の金利に引き直して計算することにより債務額を減額できる。
・ 和解成立後の元金については利息がかからない。
・ 払いすぎたお金を取り戻せることができる。
・ 自己破産や個人民事再生のように官報に載ることはない。
・ 自己破産のように職務上の資格制限がない。

● 任意整理のデメリット

・ 信用情報機関(いわゆるブラックリスト)に登録されるので数年間は新たな借金やクレジットカードを作ることはできない。